私たちの生きている世界には【物理空間】と【情報空間】があります。
物理空間とは、普段私たちが「現実」と認識している、目で見て実際に手で触れることができる世界のことを言います。リアル(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)で感じられる世界のことを言います。
情報空間とは、物理空間以外の全てを指します。 鬼滅の刃や私の世代だとガンダムなども、情報空間の存在です。 ロールプレイングゲーム、漫画、小説、映画、TVドラマ、言語、数学、哲学なども情報空間のものと言えます。
私たちの頭の中で考えていることやイメージ、夢の中、習慣、信念、価値観、常識、法律、お金、あらゆる概念も情報空間の存在です。
そうです、私たちの周りは情報空間だらけで、情報空間の中で生きていると言えるのです。
例えば、エスカレーターあるあるですが、関東と関西では反対ですよね!?関東では左側に立つ、関西では右側に立つ、誰が決めたわけではないのに幼少期からの習慣で違いが生まれます。それらも一種の情報です。私たちの物理空間での行動も影響を受けざるを得ないということです。
あとは目の前にいるわけではないのに好きな人のことを考えると、ドキドキして心拍数が上がったり、顔が少し赤らんだり幸せな気分になりますよね。 逆に、明日大勢の人の前で初めて演説をするなど非日常的なことを考えただけでも体が緊張して肩が凝ったり、不安な気持ちになるものです。
要するに私たち人間の脳は情報空間にもリアリティを感じて、心や身体を変化、適応させることが出来るようになっているし、物理的な行動にも影響を及ぼすということです。
ということは、私たちの信念、価値観、思い込み、ルールなどの情報が変われば物理的も変わるということです。
情報空間の影響が物理空間に影響を及ぼしているということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。